空き家問題 -思い出の詰まった家を朽ち果てさせないためにー

先週、福岡県ゆとりある住まいづくり協議会主催の、空き家問題に関する講演会に行って来ました。全国に800万戸あると言われている空き家の活用を図り、地方の活性化につなげるための着眼点に関するお話が、主な内容でした。

司法書士業務には直結しない、このような講演会を聴きに行ったのには訳があります。

空き家管理部門を新設した不動産会社を中心に、他士業(弁護士、税理士、土地家屋調査士)のメンバーとチームを組んで、空き家に関する様々な問題を抱える方々を、総合的にサポートして行こう!と意気込んでいるからです。

賃貸したり、売却したり、建物は取り壊して駐車場にしたり…と、空き家の活用方法は色々と考えられます。

何をするにしても、まずしておかなければならない相続登記が未了のままになっていませんか?時間が経つほど、相続人の範囲が広がったり、必要な書類が取得できなくなったりして、登記をすることが困難になって行きます。

「古い家だから」と諦めて、ほったらかしにしたりしていませんか?講演会で聴いた話では、1987年頃を境に、日本の住宅建築に関する技術は劇的に進歩して、それ以降に建てられた建物の寿命は50年以上と言われているそうです。「建物の価値はゼロ」という不動産屋さんの査定と、「ちゃんと住めるかどうか」は別問題です。

不動産、法律、税務、登記といった各分野の専門家が知恵を出し合えば、解決できる問題はたくさんあるはずです。司法書士だけでは解決できないことも、他のメンバーと連携して、できる限りの対応をいたします。どうぞ、お気軽にご相談下さい。

 

 

2015年8月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : sasakihiroko